A社様

仮想化ソリューション導入事例

「サーバー統合化」により、 運用コストの削減・リソース有効活用など、多くのメリットを実感。

仮想化ソリューション導入事例インタビュー

A社

加藤様

澄本様

お客様の課題とご要望

  • 脱オフコンによる物理サーバー台数の増加。
  • 維持管理費と消費電力量の増加。
  • 設置場所の確保。

導入効果

  • 物理サーバを大幅に削減。
    14台→4台へ
  • 導入コストを大幅に削減。
    サーバーコスト、ソフトウェアコスト、構築作業コスト
  • サーバ上の未使用リソースの有効活用による処理能力の向上。
  • 維持管理費と消費電力量の削減。

01. 導入の背景と課題

サーバー台数を減らし、更新費用をカットしたい。

サーバー台数を減らし、更新費用をカットしたい。

A社は、2000(平成12)年4月にそれまで別々だった3団体が統合して発足し、まちづくりに関する調査・計画から管理・運営まで一貫した幅広い業務を行うようになりました。統合時のコンピューター環境は、それぞれの団体が別々に導入したものでしたので、その統一が課題の一つであったとともに、情報化のめざましい進展により、一人一台のパソコン環境が必須となる時期でもありました。NTTデータ信越さんとは、当時の情報インフラを含めたパソコン環境の整備の際にご協力いただき、それ以来のお付き合いとなります。
情報インフラの整備と一人一台のパソコン環境が整備されてからは、オフィスコンピューターで処理していた人事給与や財務会計などの基幹システムをコストの低いパソコンへの移行を推し進めた結果、全てのシステム移行が完了した2010(平成22)年には、サーバーマシンが14台にまで増え、今度はサーバーマシンの維持管理費や消費電力の増加によるコスト増や設置場所の確保など、新たな課題が出てまいりました。これらの課題の改善策としてご紹介いただいたのが、「サーバー仮想化ソリューション」です。

02. 選定ポイントと導入の流れ

問題解決に向けて選ばれたNTTデータ信越のソリューション

問題解決に向けて選ばれたNTTデータ信越のソリューション

「サーバー仮想化」とは、1台の物理サーバーを複数台の仮想サーバーに分割して利用する仕組みです。既存の物理サーバー上のシステムを仮想サーバー内に複数構築することで、物理サーバーの台数を減らし、維持管理費や消費電力を削減できるだけでなく、サーバー機器更新時のコストの大幅な圧縮が可能となります。A社では、来たるサーバー機器更新を機会に、「サーバー台数の削減」「コストカット」という2つの目的で、仮想化ソリューションの導入を決定しました。
導入にあたっては、弊社の要望に合わせて、NTTデータ信越さんは何度も設計を組み直してくれました。システムごとに個別に導入していた各サーバーのリソースを見極めた上で、効果的に設計する必要があるので、密なコミュニケーションは必須だと思います。弊社の場合も、当初は現行システムの移行のみでの設計を考えていましたが、将来見込まれるシステム導入も考慮して設計していただいたので、実際に新たなシステム導入が必要となったときに非常に助かりました。

03. 導入効果と今後の展望

見えていた門題を解決し、未来の事業もサポートする。

見えていた門題を解決し、未来の事業もサポートする。

仮想化ソリューションの導入により、14台あったサーバーマシンは半数以下にまで減らすことができました。近々4台のサーバーマシンの更新が控えていますが、これも1台の仮想サーバーで済むことになり、更新にかかるコストも半分以下で済む予定です。最終的には仮想サーバー4台とバックアップ用サーバー1台の計5台となる予定です。このほか、物理サーバーが減ったことにより、維持管理にかかるコストや消費電力の削減にも繋がっております。
また、今後新たにシステム導入が発生した場合でも、導入済みの仮想サーバー内に構築できるので、新規にサーバーマシンを購入する必要もありません。物理サーバーの導入には、通常発注から納品までに1か月から2か月かかりますが、その時間と費用をまるごと短縮できることになります。
仮想化ソリューションによって、ユーザーの使用感には全く変化なく、サーバー台数の削減とコストカットが実現でき、導入の効果を実感しております。

COMPANY PROFILE

A社

【資本金】

2300万円

【従業員数】

276人

【事業規模】

約34億円(平成25年度決算額)